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<オープンテキスト漢字データベース>

<ビットマップフォント制作ソフト>

漢字データベースによる

フォント事業の展開

 現在、漢字データベースを構築している企業はほとんどありません。フォントは本来、その特性上データベース化に向いているコンテンツです。しかし、それが出来なかったのは

●膨大なデータ量

●異体字の存在

●デザイン的要素による字形の差異

などにより字形の標準化が難しかったためです。異体字等はどこからどこまで異なる文字として認めるか、その判断基準に明確な答えはないと言っていいかもしれません。企業がそれに取組めばどうしても、その軋轢から偏ったものにならざる終えません。また、各ユーザー別に個別に制作した外字の問題もあります。フォントのデザイン権の問題もそうです。幸いにも当社は、リコー在籍時代に日本学術振興会の依頼により、東京大学文学部を中心としたプロジェクトに参加することができ、現在のデータベースの基礎を構築することが出来ました。

<12×12>

ビットマップフォント制作

 当社は、今まで多漢字では困難とされたサイズのビットマップフォント化を数々行って来ました。

●12×12ドット

●16×16ドット

●18×20ドット など・・・

 小サイズのビットマップフォントの制作には、そのドット構成数の制約のなかで、見やすさと統一性を考慮した膨大な作業が必要になります。携帯電話の爆発的な普及と高機能化によって、ビットマップフォントは飛躍的に重要性を帯びました。画面には文字は必須だからです。当社では漢字データベースを駆使し、高品質のフォントの制作を可能にしました。

<携帯電話で採用されたアイコンの一部>

アイコン制作

 携帯電話の普及により、必要になったのはフォントだけではありませんでした。それは、アイコンです。特にカラー化されたことでその必要性が増したと言えます。画面が小さい携帯やモバイル機器にとっては、あまり文字を使わずにアイコンで表現するのは重要です。左図は、実際に携帯電話用に当社が作成し、採用されたアイコンの一部です。見覚えありませんか?

<同一部品に関連する文字コード例>

 

コード変換・各国コード形式に対応

 日本のSJIS、区点コードから、意外とその詳細を知られていないUNICODE。そして、台湾のBIG5、中国のGBと多くのプラットフォームに対応しています。各文字はプラットフォームが異なれば、当然コード体系が異なる為に違う場所に収められます。これらを人手で変換するのは人件費がかかり、ミスも多く非常に困難です。当社のデータベースを使えば容易にコード変換が可能となります。

 また、SJISも含め多くのコード体系は偏や旁(つくり)順には並んでおりません。データベースにより偏だけではなく、旁や部品順にソートを行い、字形を確認することが可能です。